Webは若手の業界
Webの世界が仕事として大きく動き始めたのは1995年ごろと言われており、2019年時点でまだ20数年しか経過していない若手の業界になります。
しかし、その短い期間でパソコンを経てスマートフォンまであらゆる媒体で躍進を遂げ、今や生活の一部として欠かせない産業へと成長しました。
業界の進化が早いだけに、技術の流行り廃りの流れが急激なのはもちろんのこと、企業における管理職へのポジションチェンジも早いサイクルで行われます。
最新の技術やスピード感のある企業を求めている方には魅力的な業界になるでしょう。
IT業界との違い
ITというと、一般的には楽天やヤフー株式会社を想像される事が多いですが、それらの会社は「IT産業の中の1つのWeb業界」というのが正しい認識です。
厳密な解釈をすると、「IT業界」は世の中のインフラとなるシステムに携わる業界で、「Web業界」はITの基盤の上で“生活をさらに便利なものにする”サービスの提供を使命としています。
Web業界にある職業
生活をより便利なものにするために、Web業界では様々なポジションの人たちが相互に働きかけあってサービスを世の中に輩出しています。
業界を理解する上で、まずは代表的な以下のポジションをしっかり抑えておきましょう。
Webエンジニア
「Webエンジニア」は、Web業界のメインコンテンツである“Webサイト”や“ECサイト”の設計から作成、そしてその後のメンテナンスまで一手に請け負う職業です。
Webデザイナーやマークアップエンジニアなどの、制作に携わる様々なポジションの人材と協同してプロダクトを作り上げる現場の要となります。
Webディレクター
「Webディレクター」は、制作現場の監督のような存在です。
顧客からヒアリングしたサービスへの要望を叶えるためにエンジニアやデザイナーを選出し、スケジュールや制作進行を管理する立場になります。
最終的な品質チェックも任されることがある重要な役どころです。
Webプロデューサー
Web制作における責任を一手に担うのが「Webプロデューサー」です。
その仕事はサイトの計画立案に始まり、マーケティングや予算管理、プロモーション戦略まで新規のウェブサイト立ち上げにおける起点となるポジションになります。
Web業界に向いている人の特徴
Web業界ではプロダクトの制作において「職種を超えた綿密な情報交換」が成功の鍵となります。
したがって、業界で働く上では「コミュニケーション能力」が最も必要になるでしょう。
その上で「技術への好奇心」や「地味な作業もこなせる根気力」が合わさってるとなお良いとされています。
人を楽しませるための技術に溢れている
Web業界に必要な能力は数あれど、誰しもに共通しているのが「人を楽しませたい、人の生活を豊かにしたい」という大きな理想を抱いているということです。
その上で、各企業がどのように理想を実現させているかという事が良好な就職につながるのではないでしょうか。